「ライ角」という言葉を聞いたことがある方は多いかと思います。「自分はまだそこまで上手くないから」や「初心者だから」と言っている方でも、「初心者でもライ角は調整した方が良い」と言われたことがある方も多いのではないでしょうか。では、なぜ調整をした方が良いのでしょう。また適正なライ角はどのようにして割り出せば良いのでしょうか。
ちなみにご存知無い方のために、「ライ角」はゴルフクラブの図の角度のことを言います。
ライ角の重要性として一番にあげられることは、簡単に言えば「クラブフェイスを垂直にボールに当てるため」、つまり方向性を安定させるためです。
例えばライ角が適正よりもアップライト(立っている)場合は、打出しが左に行きフックボール(引っ掛け)が出やすくなります。また反対にフラット(寝ている)場合には、球は右に行きやすくなります。(図参照)
基本的には身長が高くなればアップライト気味に、低くなればフラット気味に調整します。
では適正なライ角とはどのぐらいなのか?これは正直実際に打ってもらい、計測してみないと分からないというのが現状です。
もちろん身長や手の長さによってある程度の目安の数字はあるのですが、スイングやスイングスピード、現在お使いのシャフトによっても適正ライ角は変わってくるため、実際に打ちながら調整していくのが一番確実になります。
ちなみに市販のクラブは身長が170cm程度の、いわゆる平均値に合わせてライ角を決められていることが多いため、それよりも高い方や低い方には特にライ角の調整をオススメします!